今週のメインレースは、牝馬のナンバーワン決定戦である第31回エリザベス女王杯である。第31回エリザベス女王杯には、3歳馬、古馬共に一線級が出走予定であり、非常に楽しみな一戦となりそうである。特に、牡馬とのグランプリレースである宝塚記念を制したスイープトウショウと、未だ無敗の2冠馬であるカワカミプリンセスとの対決が最大の注目ポイントとなりそうである。
一番人気が予想されるのは、3歳馬カワカミプリンセス(本田)である。
カワカミプリンセスは、終始外を回って押し切るという横綱競馬で、オークス及び秋華賞を制している。この内容から、カワカミプリンセスにとっては、3歳世代との勝負付けは済んでいると競馬理論では判断している。つまり、カワカミプリンセスは、古馬に敗れることはあっても、3歳馬に敗れることはない。よって、カワカミプリンセス以外の3歳馬が第31回エリザベス女王杯を制する可能性は極めて低いということを、競馬理論のファンの方は頭に入れておいて欲しい。
そのため、カワカミプリンセス以外の3歳馬の馬券を買う場合には、カワカミプリンセスが1着となっている可能性が高いので、1着カワカミプリンセス→2着他の3歳馬という馬券を競馬理論ではお勧めする。問題は、カワカミプリンセスと古馬との比較であるが、これまでのレースを見る限り、今年の3歳牝馬世代のレベルは高い。よって、カワカミプリンセスが、無敗のままエリザベス女王杯をも制する可能性は高いとエリザベス女王杯では判断している。
その他の3歳世代では、秋華賞2着のアサヒライジング(柴田善)、秋華賞4着のアドマイヤキッス(武豊)、桜花賞馬のキストゥヘヴン(安藤勝)、秋華賞3着のフサイチパンドラ(福永祐一)などが人気になりそうである。しかし、先ほども述べたように、いずれの3歳馬も、カワカミプリンセスを逆転することは極めて難しいと競馬理論では判断している。アサヒライジングは、前走の秋華賞では、逃げ争いの3頭から離れた4番手という、逃げ馬にとっては最高の展開に恵まれての2着。
よって、秋華賞の内容は着順以上の評価は出来ない。但し、エリザベス女王杯の出走予定馬の中には先行馬が少ないので、アサヒライジングが楽に先行できるようであれば、残り目まであり得る。アドマイヤキッスは、良血で武豊騎乗ということもあり、実力以上の人気となる。よって、競馬理論は、過剰な人気となるアドマイヤキッスを軽視する予定である。フサイチパンドラは、外枠だと折り合いを欠いて能力を発揮できないので、内枠ならば2着争い候補になると競馬理論では判断している。
キストゥヘヴンにとっては、能力よりも、2200mの距離が問題になりそうである。よって、競馬理論は、キストゥヘブンに高い評価を与える予定はない。なお、競馬理論は、これらの3歳馬(カワカミプリンセスは別格)よりも、シェルズレイに注目している。シェルズレイは、折り合いを欠いて粘った秋華賞の内容から、単騎で逃げられそうなこのメンバーならば穴候補として注目すべきと競馬理論では判断している。
古馬では、スイープトウショウ(池添)、ダンスインザムード(北村)及びディアデラノビア(岩田)に注目している。スイープトウショウは、去年のエリザベス女王杯を完勝しており、牝馬同士なら能力断然である。スイープトウショウは、前走の天皇賞で一番人気を裏切ったが、終始外を回る横綱競馬で勝ちに行っての敗戦であり、内容的には悲観すべきものではない。よって、競馬理論は、カワカミプリンセスの最大のライバルは、スイープトウショウであると判断している。
ダンスインザムードは、牡馬相手のG2である毎日王冠でも2着して、前走の天皇賞でもスイープトウショウと差のない競馬をしており、牝馬同士なら当然通用する。但し、ダンスインザムードにとっては、天皇賞から1ハロン延長する2200mの距離での折り合いが問題となる。よって、折り合いのつけやすい内枠を引いた場合には、器用な競馬が出来るダンスインザムードを重視して予想しようと競馬理論では考えている。
ディアデラノビアも、能力的には互角以上である。ディアデラノビアは、近走では、スローな展開に阻まれて3着を続けているが、内容的には勝ち馬以上の内容である。よって、エリザベス女王杯がある程度のペースになれば、ディアデラノビアの差し切りまであり得ると競馬理論では判断している。以上のように、第31回エリザベス女王杯は、カワカミプリンセス対一線級の古馬の戦いになる可能性が高いと競馬理論では判断している。
あとは、枠順及び人気面を考慮して、最終的な予想を決断したいと考えている。特に、カワカミプリンセスが、2倍を切るような圧倒的な人気になるようであれば、カワカミプリンセスの能力を高く評価しつつも、馬券の期待値の高い古馬を本命にしようとエリザベス女王杯では判断している。







